nax ソフトナーファイブは、自動車のバンパーやエアースポイラーなどゴム弾性をもつ樹脂素材への補修塗装に際して、塗料に添加することによってフレキシブルな(弾性)塗膜を作るウレタン塗膜軟質材です。
特長
1. nax ソフトナーファイブを加えた塗膜は、屈曲性に優れ、密着性・耐久性とも良好です。
2. nax レアルモノ®や各種クリヤーなどの上塗りウレタン塗料だけでなく、ウレタンプラサフにも適用できます。
製品詳細情報
製品分類 | 添加剤・補助剤 |
---|---|
水性/溶剤 | 溶剤 |
1液/2液 | 2液 |
消防法区分 | 第四類第2石油類 |
容量 | 500g |
混合比
硬化剤比率 | 商品名 | 混合比率(重量比) | ||
---|---|---|---|---|
主剤 | ソフトナーファイブ | ハードナー | ||
4:1 | ウレタンプラサフ ハイシール | 100 | 30 | 33 |
5:1 | ウレタンプラサフ プロV1 | 100 | 15 |
23 (プロV1HD) |
5:1 | ウレタンプラサフ メガV1 | 100 | 15 |
23 (プロV1HD) |
7:1 | ウレタンプラサフ プロV1 | 100 | 15 |
18 (ウルトラHD) |
7:1 | ウレタンプラサフ メガV1 | 100 | 15 |
18 (ウルトラHD) |
10:1 | ウレタンプラサフ SBアルファ | 100 | 15 | 20 |
※nax ウレタンプラサフ ジタンにはバンパー用ハードナーをご使用ください。
(2)上塗り塗料類
硬化剤比率 | 商品名 | 混合比率(重量比) | ||
---|---|---|---|---|
主剤 | ソフトナーファイブ | ハードナー | ||
10:1 |
スペリオR (レアル/レアルモノSPコンバーター仕様) |
100 | 20 | 18 |
4:1 |
レアルモノ (ソリッド色) |
100 | 15 | 29 |
(3)クリヤー類
硬化剤比率 | 商品名 | 混合比率(重量比) | ||
---|---|---|---|---|
主剤 | ソフトナーファイブ | ハードナー | ||
3:1 | マルチエコ(3:1)15ミラークリヤー | 100 | 20 | 40 |
3:1 | マルチエコ(3:1)GLクリヤー | 100 | 20 | 40 |
5:1 | マルチ(5:1)40ハイポクリヤー | 100 | 20 | 24 |
8:1 | マルチ(8:1)80ネオアルバクリヤー | 100 | 20 |
20 (ウルトラHD) |
10:1 | マルチ(8:1)80ネオアルバクリヤー | 100 | 20 |
18 (マルチHD) |
10:1 | マルチ(10:1)55クリヤー | 100 | 20 | 18 |
10:1 | マルチ(10:1)240 2コートクリヤー | 100 | 20 | 18 |
10:1 | マルチ(10:1)280 エポカクリヤー | 100 | 20 | 18 |
※nax マルチエコ(3:1)20LXクリヤー、nax マルチエコ(3:1)10グラスクリヤー、nax イージス(3:1)RSクリヤー、nax イージス(3:1)グリフィスクリヤーにはバンパー用ハードナーをご使用ください。
※カラーベースがnax レアル(またはnax アドミラアルファ)650ナノブラックを含む塗色の場合は、色相が変わる恐れがあります。バンパー用ハードナーをご使用する方法で塗装ください。
注意事項
1. nax ソフトナーファイブは、低温時に若干の濁りが生じますので、低温での貯蔵は避けてください。なお、品質に異常はありませんので、濁りが発生した場合には、加温し再び透明になったことを確認してからご使用ください。
使用方法
1. nax ソフトナーファイブを添加しただけでは硬化反応は起こりませんので、必ずそれぞれの専用ハードナーも加えてください。
2. 混入の手順は、必ず①ソフトナーファイブ→②各専用ハードナー→③各専用シンナーの順に加えてください。
3. 【手順1】ソフトナーファイブの混入
適用塗料に応じて下表の割合でソフトナーファイブを混入します。
4. 【手順2】ハードナーの混入
塗料原液とソフトナーファイブの混合液に対して、各専用ハードナーを下表の割合で混合し、よく撹拌します。
※ウレタンプラサフ ハイシールにソフトナーファイブを混入する時のハードナーはnax マイティラックG-Ⅱハードナーを使用してください。
5. 【手順3】シンナー希釈
それぞれ専用のシンナーを使用します。ウレタンプラサフ ハイシールには、nax マイティラックG-Ⅱシンナーまたは、マルチウレタンシンナーなら番手が1つ遅めのものを使用してください。
6. nax ソフトナーファイブの添加量が多いと屈曲性は上がりますが、塗装後の乾燥は極端に遅くなります。規定量を基準にしながら調整してください。
7. nax ソフトナーファイブを加えた塗膜は乾燥が遅くなります。60℃×60分以上の強制乾燥をしてください。ただし素材の変形等を防ぐために60℃以上では加熱しないよう注意が必要です。
8. クリヤー対応
適用クリヤーに応じて上表の割合でソフトナーファイブを混入します。
マルチクリヤーとソフトナーファイブの混合液に対して、各専用ハードナーを下表の割合で混合し、よく撹拌します。
9. つや消し仕上げ
つや消し仕上げにはnax マルチフラットベーススーパーをご使用いただけます。
※詳細はウェブVIF技術情報「つや消し仕上げの塗装要領」をご参照ください。